2026年5月21日木曜日

第11回 天狗坂上がり

5月10日に菰野町の福王神社で開催された、激坂上がりの大会に参加してきました。 毘沙門天を祀る福王神社は標高598m福王山の中腹にあり、参道には古杉が林立し、幽邃な雰囲気のただよう古社です。 天狗とも係わり合いが深いようで、山頂の奥宮のある場所は天狗の踊り場と呼ばれ、本殿へと一直線に伸びる坂は最大斜度26%を誇り俗に天狗坂と呼ばれています。 そして、この坂を自転車で登坂し、タイムを競うのが天狗坂上がりという大会です。 最速の選手に福王という称号が与えられ、ジャージも授与され、大会終了の後福王の搗いたもちを皆で共食して寿ぐという奉納行事です。 たまたま四日市の海山道神社でポスターを見かけ、なかなかユニークな試みだな、と思って参加を決めました。 当日、坂を目の当たりにするとあまりの斜度にしり込みするほど。路面も荒れており、急角度な坂は歩いて登っても息が上がります。 大会の前には本殿まで歩いて上がり、宮司さんに祝詞を上げて頂き、天狗の扮装をした関係者にもお払いをしてもらいました。籤引きで出走の順番が決まり、自分は38番目の出走となりました。 基本的には2人1組で出走していきます。参加者は65名で今年はちょっと少なめだったようです。 自転車はカーボン製のサーベロを組もうと思っていましたがその時間がなく、古参のGT号に先ごろ購入したシャマルミレを履かせました。フロントのギアも39丁を用意していたのですが、交換時間がなく、仕方なく42丁のまま、リアは11-28というセッティングとなりました。 途中で30分ほどの休憩時間が設けられていたので、試走をしたところ、なんとか42-28で行けそうだったので安心しました。ギアが足りないとどうにもこうにもならないのですが、ギリギリの線でした。 時間が経つにつれ、日差しも強くなりたった400mの坂ですが上りきれるかどうか不安がよぎります。 というのは尻上がりに斜度が上がっていくので、一旦足をつくともう漕ぐことができない状況に陥り、また転んでしまうと失格となるので、とにかく足をつかずに登っていくしかないからです。 ルール上は両足をつかなければ失格にはなりませんが、片足ケンケンではタイムは望めません。 いよいよ自分の番です。どーんと太鼓の音が鳴りスタート。 始めは25のギアに入れ直線の坂に入る瞬間に28へとギアチェンジ。チェーン落ちしないようバーコンを慎重に操作しました。あとはひたすら漕ぐのみ。荒れた斜面のすこしでもトルクがかけやすそうな路面を選んでコース取りをします。自分はシッティングが苦手なので、ダンシングでガシガシ登る戦法をとりました。ところが坂の真ん中あたりまできたところで強く足を引きすぎたのかビンディングが外れるハプニング! ルックのペダルは長期間の酷使により、固定力が落ち気味。これも新品に替える予定でしたが、その時間がなかったのでそのままでした。準備不足がここでも露呈。 ちょっと焦りましたがなんとか踏み込みつつ嵌めることができ、事なきを得ました。 次第に斜度があがっていきもうハンドルをきり蛇行しないと漕ぐことができません。視線を下におとしハンドルを右に左にきりながら腕力も使いながらあがります。ゴール直前の最大斜度ゾーンに突入するもギアが重く、なんとか回すのが精一杯。最後は大きく蛇行しながらゴール! 足をつかず登りきれて一安心でした。タイムは2分14秒。速い選手は2分を切ってくるのでまずまずのタイムといったところでしょうか。最後の組には前年の覇者が控えているので、走り終わった選手のほとんどは上で観戦と決め込んでいます。 最後の組がスタート。前年の2位と1位が競い合いながら登坂してきます。最大斜度ゾーンにさしかかりますが、前年の覇者のペースはまったく落ちず、2位の高校生を引きちぎってそのままフィニッシュ。 タイムは1分31秒で、2位を7秒引き離しての連覇です。 ゴール後は前述のように皆で餅をつき、健闘をたたえあいながら和やかに餅をほおばりました。 とても楽しい大会だったので来年も出場しようと思います。 来年は自転車も用意して2分を切るべし!!

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